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脳科学評論家の澤口俊之氏によりますと、子供に習い事をさせるならピアノが一番良いのだそうです。
指を動かす、先読みをする、記憶に留める...等、ピアノの習得に必要な作業は脳を刺激し、その結果小さい頃からピアノを習っている子供は、頭が大変良い傾向にあるのだそうです。
参考→(http://mama.bibeaute.com/article/10661/)
また、内科医、スケート選手、ピアニストなど複数の肩書きを持ち、音楽とスポーツの関係に詳しい日本音楽療法学会評議員の坂東浩医師によると、ピアノの練習は運動センスを磨くのにとてもよいと次のように語っています。「集中力やリズム感、脱力のコツが身につき、通常のトレーニングでは鍛えにくい指先などの末梢神経や筋肉を強くするので、ピアノはスポーツに必要な能力を身に付けるのにとても役立つ」。
ピアノの演奏は、目で楽譜を読み、左右の指を別々に動かし、耳で音を認識する等、五感をフルに使う作業ですので、音楽関係の能力を高めるだけでなく、体をフルに使うスポーツにも極めて良好な効果を与えることができるわけです。
また感情を込めて演奏すれば右脳が刺激され、右脳が磨かれれば、創造性が豊かになり、まさによいことずくめになります。
ピアノ以前の鍵盤楽器であるチェンバロやクラヴィコードと違い、音の強弱がつけられることから、弱音を表すピアノ(p)と強音を表すフォルテ(f)を組み合わせて、当初はピアノフォルテと呼ばれていました。そこから省略されてピアノとなりました。
18世紀のはじめ頃普及していたチェンバロは、音の強弱を出せなかったのです。そこで何とかして音に強弱をつけられないかと工夫した人たちがいました。その一人、イタリアの貴族メディチ家でチェンバロの保管係りをしていた楽器作りの職人、バルトメオ・クリストフォリは、苦労の末「クラビチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」(強い音も弱い音も出せるチェンバロという意味)という楽器を作りました。これがピアノの原型です。
その後、ドイツのオルガン製作者ジルバーマンに受け継がれて改良されたピアノは、18世紀後半からチェンバロに代わって脚光を浴び全世界に広められました。改良も続けられ、古典派を代表するベートーベンの頃に、今のピアノの原型が整ってきたといわれています。
ピアノ発祥の頃のピアノの形態は、今日で言う「グランドピアノ」の形をしていました。
ピアノとは本来グランドピアノのことを意味するのです。鍵盤を押したときにハンマーが弦を叩くメカニズムが現在のいわゆるアップライトピアノのそれとは異なり、それが幅広いダイナミックレンジや豊かな響き、多彩な音色、繊細なタッチの表現を可能にしているのです。
ピアノの鍵盤には白いキーと黒いキーが、標準的なもので88個並んでいます。
音の高さを示す周波数(ヘルツ)で表示すると、27.5~4186ヘルツまでとなります。
一般に人間が音として感じることができるのは、約16~20000ヘルツですが、音楽の演奏で使用される音の高さは約20~5000ヘルツです。
つまり、ピアノは音楽で使用される音の高さのほぼすべての音域をカバーしています。ピアノは一台でオーケストラと言われるゆえんです。
ピアノは、自分で音を見つけて作らなければならない弦楽器や管楽器と違い、音が鍵盤の形で眼に見えるので、音楽の基礎を学ぶ入り口として適しています。
全音って何?半音って何という初学者の素朴な疑問も、鍵盤を見れば一目瞭然で理解できるからです。
ピアノと電子ピアノの最大の相違点は、発音の原理にあります。ピアノは鍵盤を指で押すことにより、アクションと呼ばれる複雑なメカニズムを介してハンマーを駆動し、ハンマーが弦を叩くことによって弦の振動により音を発生させます。そのとき、ハンマーで直接叩かれていない弦も共鳴現象で自然に振動し、それが複雑な効果をもたらすので、弾き方によって、音色、音質に深みが増し、この変化が弾き手の表現力を豊かにします。
このハンマーを駆動するアクションメカニズムは、「ピアノの生い立ち」でも触れたとおり、グランドピアノとアップライトピアノでは原理的に異なり、それが弾いたときの鍵盤タッチや、音色の深み、連続打鍵速度の違いとなって現れてきます。
一方、電子ピアノの場合、本物のピアノとはまったく異なり、鍵盤は電気的なスイッチとしてのみ機能し、押されたスイッチに応じた周波数の音を電子的に合成して作り出し、アンプを通して増幅してスピーカーを鳴らすことにより音を発生します。近年の音声合成技術の進歩に伴い、音質は飛躍的に向上しましたが、弾き方に応じた音色の深みの変化、鍵盤のタッチの感触等は本物のピアノには及びません。
したがって、ピアノと電子ピアノは、どちらがよいの?と訊かれれば、ピアノですとお答えせざるを得ません。しかし、住宅事情等でピアノをご自宅に用意するのが難しい場合もあるでしょう。入門用として電子ピアノを購入される生徒様もいらっしゃいます。そういった場合、それに配慮しながらレッスンをすすめていきます。
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